つみたてNISA(積立NISA)対象商品の信託報酬比較

投資信託にかかる手数料には主に2つあります。販売手数料と信託報酬です。手数料は投資信託の運用を行う上での実質コストになりますが、つみたてNISAについては低コストの投資信託に限られています。そこで今回は、つみたてNISAの対象商品を中心に、2つの手数料について解説していきます。

購入時にかかる販売手数料

購入時に販売会社(証券会社や銀行など)に支払う手数料です。通常は基準価額の0%から3%の間で設定されています。つみたてNISA口座で購入できる商品については、販売手数料無料(ノーロード)のものに限定されています。また、解約手数料(信託財産留保額を除く)や口座管理手数料についてもゼロとなっています。

信託財産留保額とは
中途解約により他の保有者が不利益にならないように、解約時に解約金額の一定割合を全体の運用資産に残していくものです。これがかかる商品については、投資信託説明書(交付目論見書)で確認できます。

スポンサーリンク



保有している間にかかる信託報酬

投資信託を保有している期間中、払い続ける費用です。運用資産額から毎日一定の割合(年率約0.05から3%)が差し引かれます。これは販売会社、運用会社、そして運用資産を保管する信託銀行に対して支払われます。つみたてNISA対象商品については低コストのものに限定されており、下記の基準が設定されています。

インデックスファンド

国内資産を対象とするものについては0.5%以下、海外資産を対象とするものについては0.75%以下という設定になっています。インデックスファンドは日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)のような指数と同じように連動するように、銘柄の組み換えを機械的に行うため割安となっています。また、インデックスファンドを組み合わせ、定期的に資産配分を調整するバランスファンドについては、若干割高になります。

アクティブファンド

国内資産を対象とするものについては1%以下、海外資産を対象とするものについては1.5%以下という設定になっています。アクティブファンドは、インデックスファンドに比べて銘柄のリサーチや組み換えにコストがかかるため、信託報酬が高い設定となっています。

つみたてNISA対象商品の信託報酬比較

参考までに「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」にランキングされたファンドの内、つみたてNISA対象商品にエントリーされているファンドの手数料を比較してみます。

第1位の「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、日本を含む全世界の株式に投資できるうえ、他のファンドに比べて圧倒的な低コストとなっているのが人気の理由となっています。また、アクティブファンドでは「ひふみ投信」がランクインしていますが、インデックスファンドに比べると信託報酬は高めの設定となっています。

複数の資産に分散投資できるバランスファンドは、インデックスファンドに比べてコストが割高になる傾向がありますが、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は低コストが売りのシリーズのため、他のインデックスファンドに比べて遜色がない設定となっています。

ファンド名称 運用会社 信託報酬
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問 年0.1296%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント 年0.20412%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問 年0.1296%
野村つみたて外国株投信 野村アセットマネジメント 年0.2052%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際投信 年0.2268%
ひふみ投信 レオス・キャピタルワークス 年1.0584%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 三菱UFJ国際投信 年0.2052%
たわらノーロード先進国株式 アセットマネジメントOne 年0.216%
iFree S&P500インデックス 大和証券投資信託委託 年0.243%

つみたてNISAで毎月の金額をいくらにするか?については下記の記事を参照願います。

つみたてNISAは毎月の金額をいくらに設定するか

2018.06.24

スポンサーリンク