こんにちは。jazz335です。
つみたてNISAの対象商品から、自分の目的に合った商品・銘柄を選ぶポイントについて説明します。
また、ページの最後に投資信託の人気投票結果へのリンクがありますので「てっとり早くおすすめを知りたい!」という方は、先にそちらを参照していただければ幸いです。
どんな種類の投資信託があるか?
つみたてNISAの対象商品・銘柄は大きく分けると、インデックスファンド、バランスファンド、アクティブファンドの3タイプに分かれます。
インデックスファンドは株式市場の値動きに連動する
インデックスファンドとは、
バランスファンドやアクティブファンドに比べてコストが安いのが特徴です。
日本株、先進国株、新興国株の商品を組み合わせることもできますし、1本で世界中の株式に分散投資できる商品もあります。
各地域に分散投資することで、リスクを軽減することができます。
日本株に投資するタイプで代表的なものに、日経平均株価に連動する商品があります。
日々のニュースで話題になる「
バランスファンドは値動きの異なる資産を組み合わせて運用する
株式型ファンドは値動きが大きいため、ハイリターンが狙える一方、相場の下落で大きく元本割れするリスクもあります。
20から30代で投資期間が30年以上ある場合、仮に元本割れしても損失を取り戻す時間が十分にあります。
ところが40代から50代と年齢を重ねるにつれて、教育資金や住宅ローン、そして老後資金といった安全運用する資金が必要になります。
必然的にとれるリスクが小さくなるため、株式型ファンドだけでは損失が出た場合に大きなダメージを受けてしまいます。
そこで、元本割れするリスクが小さい債券型ファンドを組み入れるのがおすすめです。
もちろん、インデックスファンドで株式型と債券型を組み合わせることもできます。
これに対して、バランスファンドならはじめから株式に加えて債券やREIT(不動産投資)など複数の資産を組み合わせているので、リスクコントロールしやすくなります。
また、インデックスファンドを組み合わせる場合、それぞれの商品は値動きが異なるので資産配分が偏った時に修正する「リバランス」という定期的なメンテナンス作業が必要になります。
バランスファンドの場合は、
手軽に分散投資できるのが大きなメリットです。
アクティブファンドは市場の平均点を上回る運用成績を目指す
アクティブファンドは、運用者(ファンドマネージャー)が独自の判断で有望銘柄を選んで組み入れるのが特徴です。
これから成長が見込める銘柄や、業績や財務内容がいいにもかかわらず株価が割安な銘柄などに投資し、市場の平均以上の利益を目指します。
つまり、腕のいいファンドマネージャーが運用しているかどうかで、運用成績が大きく変わります。
また、銘柄の入れ替えや情報収集に手間がかかる分、信託報酬(購入者が負担するコスト)がインデックスファンドやバランスファンドに比べて高いという面もあります。
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インデックスファンドを選ぶ場合のポイント
では、インデックスファンドを自分で組み合わせるとして、
投資する地域はどこか?
まずひとつめが、そのファンドが投資する対象国(地域)です。
ただ、
何に投資をするか?
ふたつめが、投資の対象です。つまり株式か債権かという点です。
債券型はつみたてNISAの対象外なので、特定口座(課税)で積み立てしてポートフォリオに組み入れることになります。
年齢が若くて長期間に渡って運用できる人は、株式型をメインにして高いリターンをねらうのもいいでしょう。
コストはどれくらいか?
三つめがコストです。
ファンドを購入する際は、ネット証券のサイトで目論見書をチェックす
そこには投資地域や投資対象、
バランスファンドを選ぶ場合のポイント
バランスファンドはいくつかの資産を組み合わせているため、自分のとれるリスクに合っているものを選ぶ必要があります。
複数の資産を均等に配分したものに「4資産均等型」、「6資産均等型」、「8資産均等型」があります。これらのリスク比較については下記の記事を参照願います。
アクティブファンドを選ぶ場合のポイント
アクティブファンドは、銘柄の選出や見直し、入れ替えなどを行うファンドマネージャーの力量によるところが大きい商品です。
そこで商品選びの際にチェックしたいのが運用成績です。これには下記のような指標があります。
トータルリターン
対象期間中に投資信託がどれだけ値上がり(値下がり)したかを表すものです。5年以上にわたってベンチマークを上回る成績を上げているかどうかがチェックするポイントになります。
シャープレシオ
リスクが低いのにリターンが大きい、効率よく収益を上げている、といった効率性を見るのがシャープレシオです。同じ投資対象同士で比較するのがポイントです。
標準偏差
リスクの度合いを表します。標準偏差の数値が高いほど、リスクが大きくなります。
交付目論見書(投資信託説明書)でファンドの内容をチェックする
投資信託を購入する上でチェックするのが投資信託説明書(交付目論見書)です。
これは、投資信託のパンフレットのようなもので、商品の特徴や概要をまとめています。
ネットで銘柄名を検索すると運用会社のページが上位に表示されるので、そこからPDFファイルで閲覧することができます。
また、法律で証券会社や銀行が販売する際に購入者への交付が義務付けられているため、ファンドの積立設定をするときに必ず目を通すことになります。
交付目論見書に載っている情報には次のようなものがあります。
ファンドの目的や特色
投資対象となる国や地域、株式や債券など、どのような資産に投資を行うのかが記されています。
運用実績
基準価額と純資産の推移がグラフで載っています。純資産額は大きいほど安定した運用がされているといえます。
ひとつの目安として30億円以上あるのがのぞましいとされています。
投資リスク
元本割れとなる要因について記されています。価格変動、金利、為替などのリスクがどの程度あるかをチェックします。
手数料・税金
購入時や運用時にかかる費用です。つみたてNISAの対象商品は、ノーロード(販売手数料が無料)となっています。
購入予定のファンドについて上記4点を比べると、それぞれの違いが見えてくるようになります。
特にアクティブファンドを購入する際は、ファンドの目的や特色の項目をチェックして、どのような投資対象かを見極めることが必要になります。
投資信託を選ぶときに、どのファンドがおすすめか?というのは気になるところです。
投信ブロガーの間で人気のあるイベント「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」については下記の記事を参照願います。