つみたてNISAでファンドを選ぶときは、株式型をどれくらいの割合で組み入れるか?が一つのポイントになります。株式とは、企業がお金を調達するときに発行する証券のことで、企業が成長して利益が上がれば株価も値上がりします。反対に業績が悪くなれば株価は下がり、万一倒産することがあると価値がゼロになるリスクがあります。
投資信託は個別の株式を買うのとは違い、たくさんの企業の株式をパッケージで買うことができるので、リスクを分散することができます。ただし、相場は常に上がったり下がったりするので、投資信託の基準価額もそれに合わせて値段が動きます。
株式型ファンドを大きく分けると、国内の株式を組み入れるものと海外の株式を組み入れるものがあります。国内株式なら日経平均株価と連動するタイプのファンド(eMAXIS 日経225インデックスなど)が比較的わかりやすく、初心者にはおすすめです。一方、海外株式では先進国の企業の株式、新興国の株式に分かれ、いずれも株価の動向に加えて為替の動きも基準価額に反映されます。
株式型ファンドはハイリスク・ハイリターンな金融商品なので、日本株式と海外株式をバランスよく組み入れ、値動きの小さい債券型ファンドも含めたポートフォリオを組むことで、相場の暴落によるリスクを抑制することが必要になります。