ETFと投資信託の違いをわかりやすく説明すると

つみたてNISAの対象商品には、投資信託とETFがあります。ETFというのは聞きなれない言葉なので、なんとなく敬遠してしまう方も多いのではないでしょうか。今回はこのETFについて、投資信託との違いをわかりやすく説明していきます

ETFは取引時間中にリアルタイムで価格が変動します

ETFとはExchange Traded Fundsの略で、和訳すると「上場投資信託」になります。投資信託が上場しているため、株式と同じように証券取引所で売買されます。ETFは銀行で購入することができないため、証券会社に口座を開設する必要があります。

元本割れのリスクがある金融商品なのですが、その価格が日経平均株価指数や金や原油といった商品価格に連動するようにつくられています。上場企業の株式のように東証などの市場で取引されるため、市場がオープンしている時間帯はリアルタイムで価格が変動します。

つまり、1日1回だけ価格が変動する投資信託に比べて、さらに値動きがある金融商品といえます。では、つみたてNISAを始めるうえで投資信託とどう使い分けるか?がポイントになります。ETFも投資信託と同様に、毎月小額からの積立投資ができます。投資信託との違いは運用コストが安いことにあります。

ETFは投資信託よりも信託報酬は安いが売買手数料がかかる

例えば、低コストで人気の投資信託「たわらノーロード 日経225」の場合、信託報酬は年率0.2106%です。一方で、同じ日経平均株価と連動するタイプETFの「ダイワ上場投信−日経225」は年率0.1728%です。

ETFは市場で売買されるため、信託報酬(運用する間かかるコスト)に証券会社に支払う販売手数料が含まれません。ただし売買手数料がかかるため、毎月少額で積立すると、販売手数料無料(ノーロード)の投資信託よりも割高になってしまいます。つまり、ある程度のまとまった金額で購入する場合に、手数料面でのメリットが出るということになります。

つみたてNISAでは毎月少額から積立するため、売買手数料がかかるETFよりもノーロードの投資信託を選ぶほうが低コストで運用できるということになります。

投資信託とは何か?をわかりやすく説明すると

2019.02.16

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