分散投資はトータルの資産配分をチェックすることが大切です

投資の基本は分散投資です。「卵はひとつのカゴに盛るな」という有名な格言があります。

投資で資産価値が大幅に下がることと、卵が割れることをかけた言葉ですが、これが分散投資を理解するうえで、大変参考になります。

相場の格言「卵はひとつのカゴに盛るな」とは?

卵をひとつのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうリスクがあります。

これを2つ、3つとカゴを分けることで、そのうちの一つのカゴを落としてカゴの卵が割れてしまっても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということです。これが分散投資の考え方に通じるところがあります。

例えば、投資信託を購入する際「eMAXIS日経225インデックス」に全部の資金をつぎこんだとします。

仮に日本の政治不安や自然災害が発生し、日経平均株価が暴落するようなことがあると、自分の資産も大幅に目減りすることになります。

これを避けるには、eMAXIS国内債券インデックス、eMAXIS先進国株式インデックス、eMAXIS先進国債券インデックスといった、投資対象が異なる投資信託も購入しておくことで、リスクを抑制することができます。これが分散投資です。

リスクの分散方法には次のようなものがあります。

資産分散

株式、債券、不動産など、資産の種類を分散します。

地域分散

国内と海外など、投資する国や地域を分散します。

時間分散

つみたてNISAの一番のメリットがこの時間分散です。毎月決まった金額で積立投資することで、投資するタイミングを分散することになります。

通貨分散

円、ドル、ユーロなどの通貨を分散します。

銘柄分散

株式の場合、業種の違う銘柄に分散します。

複数の投資信託を買ったつもりでも、中身をみると国内の株式が投資対象のファンドばかりだった、ということが無いように、それぞれの目論見書を見てトータルの資産配分をチェックすることが大切です。

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