積立NISAの用語集

つみたてNISAで投資信託を運用するとき、いろいろな専門用語が登場します。ここでは、投資信託の用語で基本的なものを集めて用語集にしてみました。

これだけは押さえておきたい!基本編

純資産額

ファンドが投資家から集めたお金の合計のことです。ファンドの運用が順調なら、純資産額は右肩上がりに増えていきます。

基準価額

純資産額の合計を口数で割った金額。例えば純資産額10億円で、販売口数が10万口なら基準価額は1万円になります。

口数

投資信託の取引単位のことです。株式は1株と数えますが、投資信託は1口となります。

投資元本

投資信託を購入するために払った代金のことで、これを基準として利益と損失を計算します。

複利

運用で得た利益を元本と合わせて再び運用することです。複利で運用すると資金が雪だるま式に増えることになります。

ノーロード

投資信託を購入する際の販売手数料が無料のタイプです。つみたてNISAの対象商品は、このノーロードに限られます。

信託報酬

管理手数料とも呼ばれる投資信託の手数料です。つみたてNISAで運用する際の実質コストとなります。

投資信託選びに必要な用語

先進国

日本、アメリカ、ドイツ、フランスのように経済発展が進んでいる国のことです。

新興国

中国、インドなどこれから経済発展が見込める国です。時代によって対象となる国が変わります。経済の急成長が期待できるためハイリターンを見込めますが、経済や市場が未成熟であるため混乱することがあり、投資リスクが高いのも特徴です。

株式型ファンド

投資信託の中で投資先に株式を組み入れるタイプのものを株式型といいます。このタイプは組み入れた銘柄のタイプによって基準価額が変動し債権型より大きなリターンが見込めます。

債券型ファンド

元本割れリスクを抑え、安定的に利益を受け取りたい人に向いています。国債や社債などの債権は国や企業にお金を貸す投資のことで貸している期間中は定期的に利息を受け取ることができ、あらかじめ決められた期間になると貸した資金が原則的に受け取れます。つみたてNISAでは債券型ファンドが対象外のため、資産配分に組み入れる場合は特定口座(課税)で購入する必要があります。

REIT

投資家から集めた資金で不動産に投資し、賃料や売却益を投資家に分配します。

日経平均株価

日本経済新聞社が東証一部に上場している企業から独自の基準で選んだ225銘柄の平均株価のことです。新聞やテレビのニュースで、日本の株価の動きを表す際に使用される株価指数です。

TOPIX

日経平均株価とは別の指標で、東証一部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って出した数字です。

MSCI ACWIインデックス

世界の先進国と新興国の株式の総合投資収益を、各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。

MSCIコクサイ・インデックス

MSCI ACWIインデックスから新興国と日本を除外したもの、つまり日本以外の先進国株式の指数です。

MSCI エマージング・マーケット・インデックス

世新興国の株式の総合投資収益を、各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。

ベンチマーク

日経平均株価やTOPIXなど、インデックス型の投資信託が目標とする指標のことです。

販売会社

投資信託を購入できる金融機関のことで証券会社や銀行を指します。

運用会社

投資家から集めたお金の運用方針を決めて、実際に運用の指示をする会社のことです。

受託会社

運用会社の指示を受けて銘柄の売買や運用、管理をします。通常、信託銀行を指します。

運用編

リバランス

つみたてNISAを運用する上でもっとも重要なキーワードです。一定の資産配分を保つために、ファンドの購入や売却によりバランスを整えることです。頻繁に行うのではなく、1年に1回あるいは10%以上の差が生じたときなど、自分なりにルールを決めて機械的に行います。

アセットアロケーション

資産を配分することで、アセットは資産、アロケーションは配分の意味です。

ポートフォリオ

保有している株式や債券などの銘柄や保有資産の組み合わせのことです。通常は円グラフで表示して各資産のバランスを確認します。

つみたてNISAで毎月の金額をいくらにするか?については下記の記事を参照願います。

つみたてNISAは毎月の金額をいくらに設定するか

2019.05.05

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