こんにちは、jazz335です。
「手元に100万円の資金があり当面使う予定がない」という場合、投資信託でどのように運用すればいいのでしょうか?
今回は、まとまったお金をどういうタイミングで投資するか?をポイントに解説していきます。
一括投資と分割投資
どういうタイミングで投資するかを考えた場合、一括投資と分割投資の2つのパターンがあります。
一括投資の場合、タイミングを見計らって一度に投資信託を購入します。
株式型のファンドを購入する場合、相場が底値圏にあり今後の上昇が見込まれる場合には有効な方法です。
これに対して、分割投資は一度に資金を投入するのではなく、何度かに分けて投資信託を購入します。
この場合、一定額を現金として残しておくこと、そして購入の時期を分けることがポイントになります。
一括投資はタイミングを見極めるのが難しいこともあり、ここでは分割投資にフォーカスをあてて具体的な方法について説明していきます。
まとまったお金を分割投資する場合
分割投資の代表的な方法は積立投資です。
毎月少額を定期的に積み立てして投資信託を購入します。
通常は20年以上の長期間に渡って積立していくため、まとまったお金を投資信託に変えるまで時間がかかります。
そこで、積立投資を応用した買い付けの方法について考えていきます。
一定額を現金として残す
投資信託は余裕資金から買い付けを行うのが基本です。
相場の変動により、買い付けた投資信託の基準価額が大きく値下がりすることもあります。こうしたときの対策を考えておく必要があります。
特に株式型の商品を組み入れる場合、景気動向や為替、天災や戦争などの影響で大幅に下落する可能性があります。
総ての資金を投入していると、含み損を抱えたまま身動きできなくなります。
価格が大幅に下がったということは、買いのタイミングでもあります。
このときに追加購入できる資金を残しておけば、ピンチをチャンスに変えることができます。
購入の時期を分ける
100万円から一定の金額を差し引いたら、残りの金額を5回から10回に分けて毎月同じ金額で買い付けします。
できれば買い付け日を毎月同じ日に設定するほうが効果的です。
自動積立の設定をしておくことで、毎月決まった日にあらかじめ設定した金額で買い付けすることができます。
積立投資を続けて、買い付け金額が当初設定した金額に達したら、自動積立の設定を休止することで分割投資が完了します。
もちろん、設定金額を下げて毎月の収入から残った資金で積立投資を続けることもできます。このときも、一定額を現金として残すことがポイントになります。
まとまったお金を積立投資にまわすなら、購入期間は1年程度が目安になります。
あまり長い期間をかけると、その分現金で寝かしている期間が増えることになり、投資のメリットを生かしきることができません。
つみたてNISAの制度を利用すれば、年間40万円まで非課税枠で投資信託を積立することができます。これについては、下記の記事を参照願います。