資産運用のゴール(目標額)を設定する

つみたてNISAの運用方法を決める上で大切なのが、ゴール(目標額)を設定することです。

これにより、投資先の分散方法や毎月の積立金額が見えてきます。

ここでは、楽天証券やモーニングスター社のサイトでシュミレーションを行いながら、10年で1,000万円に設定した場合と、30年で2,000万円に設定した場合の2つのケースについて運用方法を決めていきます。

なぜ目標金額を決める必要があるのか?

何年後に、投資した資産がいくらになっているかを設定することで、運用方法が決まります。

貯金の場合は、毎月1万円というように積立金額を設定すれば、いつまでにいくら貯まるか電卓で簡単に計算することができます。

これに対して、つみたてNISAは長期間にわたってリスクをとりながらリターンを狙うので、ゴールが設定されていないとそこに行き着くまでにどのような運用をするのかが見えてきません。

また、投資は常に相場の動きに影響を受けるため、せっかくゴールの金額を達成しても、現金化せずにそのまま放置することで、相場が暴落すると設定金額を大幅に下回るリスクもあります。

ゴールの設定は、できれば使用目的を明確にしておくほうが、運用方法を検討する上で効率的です。

たとえば、子供の教育費用のために10年で1000万円に設定する、老後資金を作るために30年で2,000万円に設定する、といった具合です。

運用期間、目標金額が決まれば、年利何パーセントで運用するかを目標として決めます。こうすることで、毎月いくら積立すればいいか逆算することができます。

目標金額から運用方法を決める

目標金額と運用期間から毎月の積立金額を逆算するには、楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」のページが便利です。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/

では実際に、目標額と期間、リターンを設定して毎月の積立金額を計算します。

目標金額1,000万円を10年間で達成するための積立金額は?

10年という期間は、投資をするうえであまり時間がないため、リターンを3%と低めに設定します。債券型ファンドの割合を高めて、ローリスクローリターンの運用を行います。この運用で目標金額を達成するには、毎月71,561円を積立投資します。

つみたてNISAの目標金額を1,000万円に設定した場合の積立金額

試算した結果をもとに、モーニングスター社のサイトを使って資産配分と毎月の積立額の内訳をシュミレーションしてみます。

資産配分はひとつの例です。ほかにも、投資信託の本などにポートフォリオのモデルが載っているので参考にしてみてください。

資産配分と毎月の積立の例
スタンダードタイプ【目標利回りが3%以上5%未満】

資産配分 毎月の積立額
国内株式 (10.0%) 7,100円
先進国株式 (30.0%) 21,300円
新興国株式 (10.0%) 7,100円
先進国債券 (30.0%) 21,300円
新興国債券 (20.0%) 14,200円
合計 71,000円

目標金額2,000万円を30年間で達成するための積立金額は?

30年と投資期間が長いため、リターンを6%に設定して計算します。株式型ファンドの比率を高めて大きなリターンを狙う運用ができます。この運用で目標金額を達成するには、毎月19,910円を積立投資します。

つみたてNISAの目標金額を2,000万円に設定した場合の積立金額

資産配分と毎月の積立の例
積極運用タイプ【目標利回りが5%以上】

資産配分 毎月の積立額
国内株式 (10.0%) 2,000円
先進国株式 (40.0%) 8,000円
新興国株式 (20.0%) 4,000円
先進国債券 (20.0%) 4,000円
新興国債券 (10.0%) 2,000円
合計 20,000円

いかがでしたでしょうか?目標金額を設定してから、運用方法を設定するまでのやり方がイメージできましたでしょうか?

また、投資を続ける中で自分がどこまでのリスクを受け入れることができるか?を診断しておくことは目標利回りを決める上でのポイントになります。

つみたてNISAの始め方については下記の記事を参照願います。

1分でわかる!つみたてNISA(積立NISA)の始め方

2019.03.16

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