株価暴落時つみたてNISAを始めるタイミングは?

2018年2月5日、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が急落しました。米国の金利上昇により、株式の魅力が相対的に薄れ投資家が一斉に売りに出たことが原因と見られています。

下げ幅はリーマンショックの2008年9月29日を上回り史上最大となりました。この影響を受けて2月6日の日経平均株価は一時1600円を超える下げ幅となり、その後も荒い値動きが続いています。つみたてNISAの制度スタート後早々に波乱の幕開けとなりました。

このニュースを見て、つみたてNISAを始めることを検討していたけれど、いつから積立を始めるか?と迷う方も多いのではないでしょうか。

積立投資を始めるベストなタイミングはいつ?

投資をはじめるタイミングはいつがいいか?は誰しも最初に悩む問題です。今回の株価急落は、一時的な調整との見方もあります。

しかしながらそれは後からわかることで、相場のピークや底を見極めることは専門家でも難しい判断になります。

株式などに一括投資する場合は、株価暴落の場面では買いのタイミングをつかむのは困難です。「落ちてくるナイフはつかむな」という相場の格言があります。

これは、相場が急落している時の投資はナイフをつかむようなもので、ナイフが落ちてから、つまり相場が底を打ったのを見極めてから投資すべきだ、という意味です。

ただし、底を打ったと思ってまとまった金額を投資すると、それ以上に下がり続けた場合に追加購入することができなくなります。

この場合、資産が減り続けるのをただ眺めているか、損切りといって見切り売りして損失を確定するか、どちらかを選択する必要があります。

しかしながら、つみたてNISAの投資スタイルは積立投資に限定されるので、少し事情が違います。

積立投資の特徴は毎月決まった金額を機械的に購入することです。少額で積立していくため購入価格が平均化され、まとまった金額を一括投資して購入する場合に比べて、高値で買うリスクを抑えることができます。

つまり、相場が下がり続けても買い続けることができます。この点が一括投資と大きく違う点です。

毎月同じ日に購入することで時間の分散になるため、はじめるタイミングはいつでもいいのです。相場が下降に入ってから積立を開始した場合は、底値になるまで諦めずに積立を続けると、相場が上昇してしばらくすると評価益が出だします。

投資信託は保有量を1口、2口というように「口数」で数えます。相場が下がると一口あたりの基準価額が下がるため、毎月の設定金額で買える口数が増えます。

投資信託の評価額は「購入口数×基準価額」で決まります。そのため購入口数が多くなるほど、相場の上場局面で基準価額が上がった時にリターンが出やすくなります。

そういう意味では、株価暴落時に始めるのはこれから安く多く買えるチャンスともいえます。

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開始よりもゴールで解約するするタイミングが重要

反対に、相場の流れがこれから上昇するタイミングで積立を開始して、数年後に最高値になったとします。そのまま持ち続けて、相場が下降に入ってから売却すると評価損が発生する場合があります。つまり、開始よりも解約するタイミングが重要になります。

開始時や運用途中に暴落することよりも、ゴール(目標額)が間近にせまったときの暴落に警戒する必要はあります。

20代や30代の運用では、定年までの時間が長いため、一時的に暴落しても挽回するチャンスがあります。つまり、株式型ファンドの比率を増やすことで、リスクをとって積極的にリターンを狙うことができます。

反対に定年までの時間が短くなると、リスクをできるだけ抑えた運用が無難です。例えば、50代を過ぎてリタイアする年齢が近づいてきたら、株式型ファンドの保有比率を下げて債券型ファンドの比率を高めることで、保守的な運用に切り替えるといった工夫が必要になります。

相場のカーブで考えると「への字は損でVの字が儲かる」ということになります。実際にはもっと細かく複雑に動くことになるでしょう。ただし、こういった相場の波を乗り越えながら、積立投資を長期間続けることで安定的に資産を殖やすことにつながります。

始めた当初は日々の評価額の変動が気になるかもしれませんが、目先の損得にとらわれずに機械的に続けることが積立投資で資産形成するポイントです。

毎月の積立日設定でおすすめの日はあるのでしょうか?これについては下記の記事を参照願います。

積立日(買い付け日)をいつに設定すればいいか?

2018.09.18

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