こんにちは、jazz335です。
低コストで人気のeMAXIS Slimシリーズですが、その中でも先進国と全世界株式(オールカントリー)のどっちを選べばいいのか迷いますよね。
ここでは、それぞれの国別構成比率や上位の組入れ銘柄を比較していきたいと思います。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
このファンドは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指します。
指標となるのは、MSCIコクサイ・インデックスです。国別の構成比は、アメリカ70.4%、イギリス5.4%、フランス3.8%、スイス3.8%、カナダ3.4%となっていて、ほぼアメリカに投資する商品と考えてよさそうです。
組入上位銘柄はアメリカの企業で、マイクロソフト3.5%、アップル3.4%、アマゾン2.7%となっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
このファンドは、日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指します。
指標となるのは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスになります。
国別の構成比は、アメリカ56.6%、日本7.5%、イギリス4.3%、フランス3.1%、スイス3.1%、中国4.9%、台湾1.5%、韓国1.4%です。
先進国株式インデックスと比べるとアメリカの比率が低い分、日本そして中国を始めとした新興国の株式が組み入れられています。
タイトル通り、これ1本で全世界の株式に投資することができるファンドです。
組入上位銘柄は、こちらもアメリカの企業で、マイクロソフト2.8%、アップル2.8%、アマゾン2.2%となっています。
ファンド選びのポイントは?
アメリカへの投資比率で選ぶ
まず、2つのファンドを選ぶ上で大きなポイントとなるのが、アメリカへの投資比率です。
アメリカの今後の成長に期待するのであれば、先進国株式インデックスを選ぶのもいいでしょう。
これに対して、アメリカ偏重によるリスクを回避するため、日本や新興国も組み入れたいのであれば、オールカントリーではないでしょうか?
運用コストで選ぶ
もうひとつ、ファンドを選ぶ際のポイントになるのが運用コストです。eMAXIS Slimは低コストが売りで、購入時の手数料はゼロです。ですから、運用コストとして信託報酬がかかります。
それぞれの信託報酬は、
先進国株式
年率0.1023%
オールカントリー
年率0.1144%
わずかですが、先進国株式のほうが信託報酬が低く設定されています。
投信ブロガーの人気投票を参考にする
毎年、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」というイベントが開催されています。
投資について日々学習しながら、ブログで情報を発信する投信ブロガーは、長期・分散・低コストという視点でファンドを選んでいます。
そんな彼らの人気投票によって選ばれるファンドは大いに参考になると思います。
参考までに、過去のランキング1位の銘柄は下記の通りです。
2022年 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2021年 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2020年 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2019年 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2018年 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
2017年 楽天・全世界株式インデックスファンド
2016年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
オールカントリーが2019年以降トップの座を譲らず、投信ブロガーに圧倒的な人気のようです。そしてここ数年は低コストのeMAXIS Slimシリーズが上位にランキングされています。