2017年7月8日の日経新聞土曜版Money&Investment欄の特集は「100円投信広がるーネット中心に初心者呼び込み」でした。ネット証券大手のSBI証券と楽天証券は100円から投資信託を購入できるサービスを始めていますが、これに松井証券、岡三オンライン証券、マネックス証券が追随しているそうです。
投資初心者にとっては「投資は怖い」という根強いイメージがあります。これが100円から始められるなら、リスクを許容できるという人が1000円未満で投信を購入するケースが増えているそうです。楽天証券では以前より2割りぐらい増えているとのこと。
これは投資の初心者だけでなく、現在積立投信を行っている人にもメリットがあります。通常、積立投資を続けていると半年に1回はポートフォリオの配分を確認し、大幅にずれた場合はリバランスを行います。これが100円単位で購入できることで、細かい微調整ができるようになります。
また松井証券ではロボットアドバイザーが、個別にポートフォリオを提案する「投資工房」というサービスを行っているそうです。年齢や年収、資産運用の目的など8つの質問に答えると、その人にあったポートフォリオを提案してくれるという、実に便利なサービスです。
投資信託の購入金額が下がり、ポートフォリオも自動で提案してくれるようになれば、ますます投資信託へのハードルが下がり、2018年から開始予定のつみたてNISAの利用者が増えることが見込まれますね。