こんにちは、jazz335です。
つみたてNISAの普及を目指す大型イベントが今年も開催されました。
金融庁の女性職員が、第1回は浴衣姿、第2回は「なにかピンクなもの」というユニークなドレスコードで、緊張気味の参加者を笑顔で出迎えてくれます。
さて、今年はどんな姿で登場してくれるのでしょうか?
つみたてNISAフェスティバルとは?
金融庁が主催する積立投資のセミナーで、投資初心者にはもちろん、経験者にも楽しめる内容となっています。
2017年9月に東京の虎ノ門ヒルズで第1回が開催され、今年で3回目になります。
金融庁主催のイベントというと、なにかお堅いイメージがありますが、第1回の会場では浴衣姿の美女が笑顔で受付するという粋な演出がありました。
僕はてっきりイベントコンパニオンのお姉さんと思っていたのですが、あとで聞くと金融庁の女性職員の方々でした。
また、「個人投資家からの税制改正要望」のコーナーでは、投資ブロガーの虫取り小僧さんが登壇してユーモアたっぷりの司会で会場を盛り上げ、終始リラックスした雰囲気で進行しました。
ほかにも、日本の家計の金融資産の状況や制度の概要、つみたてNISA対象商品の要件、一般NISAやiDeCoとの違いなどについて説明がありました。
そして、4/20には「つみたてNISAフェスティバル2019」が開催されました。
つみたてNISAフェスティバル 2019レポート
・開催日時
2019年4月20日(土)14:00-17:00
・場所
赤坂インターシティーコンファレンス 4F the Air
・プログラム
田中内閣府副大臣挨拶
岡本和之氏基調講和
長官に聞いてみよ〜!
つみたて投資クリニック
パネルディスカッション〜金融業界に迫りくるITの波〜
ゲスト:カン・チュンド氏、山崎元氏、虫取り小僧氏、たぱぞう氏ほか
長官に聞いてみよ〜!
質問1 つみたてNISAのメリットを教えてください
つみたてNISAは長期積立、分散投資により最終的に大きなリターンを得るというものです。毎月あまり意識せずに積み立てることでふえていく、つまりお金に働いてもらうことを目指すのがつみたてNISAだと思います。そのために、これをやってみようということのために税制優遇をつけています。
質問2 金融機関は顧客本位の業務運営を行っていた?
顧客品位の業務運営については、ここ数年かなり力を入れて推進してきました。
金融機関というのは、どうしても収益目標というのがあります。収益を確保するということが悪いというのではなく、当然のことだと思います。
ただ、これがあまりにも優先されていないか?と思います。目の前のお客さんに対していい商品を提供しようとすることと、会社全体として収益を上げるために手数料の高い商品をすすめることと、販売する側はこのはざまに立たされているのではないでしょうか。
このバランスを改善してほしいと考えています。
質問3 投資が当たり前になるような土壌を作れば投資家が増える?
昔は金利も高く、定期預金つまり銀行でお金をふやすことができたが、いまの低金利の時代ではそうもいきません。そこで証券口座をつくるというのがひとつの選択肢になると思います。
新しくそういうカルチャーを作っていかなければならないと思います。
質問4 幼少期に必要な金融教育とはどんなもの?
子供が楽しみながら、親子でお金について学ぶというスタイルがいいと思います。
質問5 つみたてNISAの今後の方向性を教えてください
いまのNISA制度というものを中心にして、もっと使い勝手良くしていきたいと考えています。
例えばスイッチングを認めるとか、税制優遇の対象や期間が限定的となっているものを恒久化するというようなことです。
恒久化については財務省との折衝がかなり大変です。
というのも税制優遇というのは日本のあらゆるところから要望がきており、これをはじから聞いていたら税収が無くなってしまいます。
ですからどこかでプライオリティをつけなければいけません。
つみたてNISAについては長期的でしかも国民的な課題となっています。
これを良く理解してもらって恒久化をすすめていくには、やはり実績が必要です。
この1年間で100万口座まで積みあがったというのは、きわめて大きな実績です。
こうした実績をもとに、毎年財務省と議論していきたいと考えています。
イギリスの制度(ISA)では非課税期間が恒久化されていて、寿命いっぱいまで最大1億4,400万円まで使えます。
これに対して、つみたてNISAは800万円です。
国民が自助で自分たちが長生きする生活をまかなえるお金を生み、育てていこうとすることを税制優遇で支援していきたいと考えています。
つみたてNISAで毎月の金額をいくらにするか?については下記の記事を参照願います。