投資信託の人気投票第1位は?

こんにちは、jazz335です。

投資信託を選ぶときに、どの商品がおすすめか?というのは気になるところです。

そこで今回は、投資信託について日々研究しブログで情報発信している個人投資家、通称「投信ブロガー」による人気投票イベント「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」をご紹介します。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearとは

2007年からはじまった投資信託の人気投票イベントです。投票資格は「投信ブロガーであること」で、指定された期日までにブログを開始しており、運営委員会の判断で投信ブロガーとみなされることが条件となります。

イベントの運営委員会は、スタート当初は日々コツコツ投資を実践されている「rennyの備忘録」の管理人rennyさんほか数名でしたが、現在は「投資信託のブログ ファンドの海」を運営されているイーノ・ジュンイチさんが委員長を務めていらっしゃいます。

個人投資家の目線で選ばれた投資信託のランキングが発表されるのが特徴です。

スタート時は19名のブロガーの投票でしたが、2020年の有効投票数は185まで増えています。

Fund of the Year 2016の表彰式には、金融庁長官の森 信親氏からメッセージが寄せられたことからも話題になりました。また、経済評論家の山崎元氏もこのイベントを支持しています。

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2020年の第1位はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

2020年の第1位は、昨年に引き続き「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」でした。

このファンドは、日本を始めとして、先進国、新興国の株式に投資する商品です。

構成比率を国別にみると、アメリカが最も多く56.6%、日本が7.5%で、ヨーロッパを含む先進国で88%となっています。

新興国は全体の12%で、中国、台湾、韓国、インド、ブラジルなどの株式が組み入れられています。

構成比率は2020年3月末時点のものです

また、ここ数年は日本株式に投資するファンドが不人気だったのですが、今回は5位に「ひふみ投信」がランクインしています。

これはレオス・キャピタルワークスが直販するアクティブファンドで、組み入れ銘柄の約8割を日本の成長企業に投資しています。

時価総額の上位にある大型株だけでなく、中小型株にも投資していて、相場の局面に応じて、両者の組み入れ比率をシフトさせて高い上昇率を実現させているのが特徴です。

順位 ファンド名称 運用会社
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際投信
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
3 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF ザ・バンガード・グループ・インク
4 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン投信
5 ひふみ投信 レオス・キャピタルワークス
6 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際投信
7 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信
8 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 三菱UFJ国際投信
9 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際投信
10 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 農林中金全共連アセットマネジメント

過去のランキングは?

2019年

ランキングのベスト10は下記の通りです。昨年に引き続き、日本の株価指数に連動する商品がランクインしていません。

やはり、投信ブロガーには日本株は不人気といえますね・・・

反対に、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、昨年の8位から2位に大きくランクアップしています。

やはり、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)を中心とした、米国IT企業への成長期待が高いということでしょうか?

あと、気になるのが8位のグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)です。

このファンドは、世界の株式、REIT(不動産)、債券が投資対象ですが、株価指数先物取引や国債先物取引を活用することで、純資産額の3倍相当額の投資を行います。

そのため、基準価額変動リスクが大きくなるようです。

順位 ファンド名称 運用会社
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際投信
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際投信
3 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信
4 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
5 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際投信
6 楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問
7 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン投信
8 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 日興アセットマネジメント
9 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF ザ・バンガード・グループ・インク
10 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド SBIアセットマネジメント

2018年

2018年の1位は、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」でした。

このファンドは、アメリカ、イギリス、フランス、カナダを始めとした先進国22か国(日本を除く)の大型株、中型株に投資する商品です。

組入銘柄は米国企業の割合が最も高く、アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの優良企業が上位に入っています。

また、eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを目指します。つまり、先進国の株式ファンドを、もっとも安い信託報酬で積み立てることができます。

2位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、1位のeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと同様に、先進国22か国(日本を除く)の大型株、中型株に投資する商品です。

知名度はこちらのほうが高く、投資信託の規模を表す純資産額が1100億円を超える人気商品です。

また、バランスファンドには「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が5位にランクインしています。

株式、債券、リート(不動産投資信託)といった異なる値動きの資産に分散投資する商品で、株式型ファンドに比べて値動きが穏やかになります。

ランキングのベスト10は下記の通りです。日本の株価指数に連動する商品がランクインしていないところをみると、投信ブロガーが日本の経済成長にあまり期待していないことのあらわれかもしれません。

7位のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)以外は、つみたてNISA対象商品にエントリーされています。

順位 ファンド名称 運用会社
1 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
3 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際投信
4 楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問
5 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際投信
6 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン投信
7 Vanguard Total World Stock ETF(VT) バンガード・インベストメンツ・ジャパン
8 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際投信
9 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 楽天投信投資顧問
10 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 三菱UFJ国際投信

金融機関や金融情報誌のおすすめ商品は、どうしても自社の利益とのかねあいになります。

しかしながら、こうした個人投資家が発信するランキングは、つみたてNISAの商品選びにも、十分参考になるイベントといえます。

投資ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020
http://www.fundoftheyear.jp/2020/

jazz335
資産運用を始めてみたいけど、他の人は実際どんな運用をしているのか?は気になるところですよね。そこで、20代、30代の女性にご自身の資産運用についてお聞きしてみました。下記の記事を参照願います。

20代、30代女性の資産運用、他の人はどうしてる?

2019.10.06

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